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2017/11/20 17:23 【おすすめの本】SuperKaBoS鯖江店

『2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編@』
壁井ユカコ 集英社 978-4-08-745660-8

福井県を舞台にした壁井ユカコさんの大人気青春スポーツ小説『2.43』シリーズ。
単行本2冊目の『2.43 清陰高校男子バレー部 second season』がついに文庫化!

代表決定戦編≠ニ改題し11月に@巻が、12月にA巻が発売予定です。
(文庫化で二冊に分かれました)

単行本には収録されていない短編もあります。
表紙は山川あいじさん書下ろしです。

ライバル校福蜂工業高校<Gースで主将・三村統とマネージャー越智光臣。
彼らの登場でこの物語は清陰高校≠セけのものではなくなります。
どちらにも負けられない理由がある。
背負ったものがある。
それぞれの想いを受け止めて読み進めたあなたが、物語の終盤でどちらを応援したくなるのか・・
是非読んで確かめてみてください!

みなさまの御来店をお待ちしております。

SuperKaBoS鯖江店 峯森

2017/11/06 9:34: 【おすすめの本】KaBoS宮前平店

人生は選択の連続である。

これは我々の実生活においてそうであるように、物語の登場人物たちにとっても変わることはない。物語の重大な局面において選択を迫られた際、多くの場合(もちろんそうでないものも多数あるが)、主人公たちは勇気ある決断―倫理的に正しい選択でもって前へと進んでいく。しかし、誰もがその選択をできるわけじゃあない。

『恥知らずのパープルヘイズ』。この作品はそのような選択をできなかった少年の物語である。

本作は人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ小説であり、主人公たちのチームからドロップアウトしてしまった少年が、その時の自らの選択、ひいては今までの人生を振り返りながら自らのあり方を模索していく様が描かれている。

原作コミックをすでに読んでいることが大前提となる、という点で若干ハードルの高い作品ではあるものの、そこで描かれていることは誰もが共感出来うるであろう、非常に普遍的なものとなっている。
一方で原作のファンが読んでも「今自分が読んでいるものは作者も違えばコミックでもない、だが確かに『ジョジョ』である。」という実感を十分に得られるほど、原作の世界観に忠実に書かれているおり、違和感なく読み進めることができる。また、この度の文庫版巻末にて収録された解説も非常に読み応えのあるものとなっている。
原作コミックを読んだことのない人にもおすすめしたいところではあるが、まずは原作履修済みの方ならばぜひとも手にとっていただきたい一冊。

2017/10/11 17:52 【おすすめの本】KaBoS宮前平店

「自閉症の僕が跳びはねる理由」 東田直樹著 角川文庫 9784044001506

皆さんは町や電車で奇声を発する自閉症の人を見た時に、どのような行動を取るでしょうか。見て見ぬふりをしますか、それとも気になってじろじろと見てしまいますか、若しくはその両方かもしれません。では、自閉症の人が叫んでいる時に何を思っているか、考えたことはあるでしょうか?その答えがこの本の中にあります。

著者の東田直樹は会話をすることすら難しいほど重度の自閉症者です。しかし、彼は文字盤やパソコンを使って自分の考えを表現することが出来ます。そうして著されたこの本には、健常者には想像もつかない自閉症者の考え方や感じ方が綴られています。

本文の殆どは、よくある質問に対する筆者の答えを記したQ&A方式で進んでいきます。ここでは「なぜ大きな声を出すのか」「なぜじっと出来ないのか」「自閉症についてどう思うか」といった、よくある簡単な質問が挙げられています。それに対する筆者の答えは健常者の考えとは大きく違います。ですが、一部の回答に共感を覚える方もいるかもしれません。また所々に挟まれる、著者の小説などからも自閉症者の持つ孤独と苦労を感じることが出来ます。

著者は自閉症者を文明というものを失った人たちだと述べています。皆様の身の回りにも多くの自閉症者が生活をしています。この本を読んで自閉症者の主張や考えを知ることが出来れば、これから自閉症と出会ったとき、違う見方ができるのではないでしょうか。現在角川文庫から、東田直樹の本が3冊発行されています。当店にもまだ在庫がございますので、ご来店の際は是非お手にとってみて下さい。